音読みと訓読み
音読み
- ショウ
訓読み
- すくう
- すく
成り立ち
「抄」は、形声文字です。形声文字とは、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせて作られた漢字のことです。「抄」の場合、「手偏(てへん)」が意味を表し、「少」が音を表しています。「手」は手を意味し、「少」は少ない、わずか、抜き取るなどの意味を持ちます。これにより、「抄」は手で少量を取り出すことを意味します。
漢字構成
「抄」は、手偏(てへん)と少(すくない)で構成されています。
- 手偏 (てへん)
- 少 (すくない)
発音
- ショウ 、すくう、すく
意味
「抄」には以下のような意味があります:
- 抜き書きすること。引用すること。
- 少量を取ること。摘み取ること。
- 選び取ること。
言葉一覧
- 抄録 (しょうろく): 要点を抜き書きすること。要約。
- 抄本 (しょうほん): 原本の一部を抜き書きしたもの。
- 抄紙 (しょうし): 紙をすくこと。
例文
- 彼の論文から重要な部分を抄録した。
- 古い文書の一部を抄本として保存する。
- 伝統的な方法で和紙を抄紙する。