音読みと訓読み
音読み: セツ
訓読み: つたない
成り立ち
「拙」は、古代中国の象形文字に由来し、手と小さな物を組み合わせた形です。もともとは、手先が不器用であることを表現していました。
漢字構成
「拙」は「扌(手偏)」と「出」から成り立っています。「扌」は「手」を意味し、「出」は物が外に出る様子を示しています。この組み合わせにより、手の動きがうまくいかない、不器用であることを意味しています。
発音
音読み: セツ
訓読み: つたない
意味
- 不器用であること。技術や能力が劣っていること。
- 上手ではない、未熟であること。
関連する言葉
- 拙速(せっそく): 不器用ながらも急いで行うこと。
- 拙劣(せつれつ): 技術や出来が非常に劣っていること。
- 拙者(せっしゃ): 「私」の謙遜した言い方。
例文
- 彼の拙い日本語でも、一生懸命に伝えようとしている姿に感動した。
- 拙速な判断は後悔を招くことが多い。
- 拙者はこの件に関して、さらに調査を続けるつもりです。
まとめ
「拙」という漢字は、「手偏」と「出る」から成り立ち、不器用であることや、技術が未熟であることを表しています。音読みは「セツ」、訓読みは「つたない」で、さまざまな文脈で使われる漢字です。